料理と包丁 うちの孫六を研いでみました
包丁研ぎは庶民の文化でなくなりましたが
今日は朝から6本の包丁を研いでいました。
包丁研ぎで顧客を持ってはいますが、食べてはいけません。
そうとう早くから包丁研ぎ自体が、時代の要請では無くなってしまっています。
時代に合った包丁の姿があってしかるべきですよね。
僕はたまには料理をしたくてしますよ。
で、普通の家ではありえないくらい包丁を研いでいますしね。そこは切れ味を確認しとかんとですから。
で、世間の一般家庭はそこんところはどうしてるんだろうか?
と心配することは多いですよ。
包丁の切れ味の良し悪しの境目は、多分、鶏肉の皮がスッと切れるか切れないかだと思うわけです。
あと、トマト、ネギなんかも気になる切れ方がありますよね?
玉ねぎなんかは、研いだばかりの包丁で切ると、涙が出ません。
トマトや青ネギなんかも型崩れしません。
料理番組でプロの方のレシピの紹介がありますが、同様の味を出すには、『道具の包丁の切れ味が好い】という、前提がないと、成り立たないこともあると思うわけですよ。
スパッと切られた具材と細胞を傷つけられた具材では、味の沁み込み方や、時間、姿、また、具材から漏れ出す成分に差異が出てくることもあると想像できますよね。
味が変わるんじゃないかと。
料理家でないので、あくまでも僕の想像ですよ。
時代が変われど、道具は大事ですよね。
時代に合った道具を誕生させればいいんだと思います。
今度、通常の鋼入り和包丁や、例え安物の包丁であっても、いかに切れ味を出すかという記事を書こうと思っています。
簡易砥ぎ器だけでは、チャンとした料理には不充分と思っているので、それプラス
【これをすればワンランク上になる】
という簡単なものを紹介したいのですが、構想中なので出来次第ということで。。
人生で一度でいいので、最低でも4、5千円くらいの鋼割り込みの和包丁で、切れ味の良い体験しておくのは、基準として役に立つと思います。
新品の包丁は、流通過程での傷みを避けるため、切れ味そのものは本来の70%〜80%に抑えてありますので、
本当は、使用前の研ぎ直しが必要なんですが、全然一般的ではないですよねぇ。。。
『研ぎ直し』という言葉が分からないですよね。
で、そんな中、うちの『関の孫六』の研ぎ直し前後の動画を作っておきました。
研いでいる最中動画は、焚火に見とれるより退屈なので、作りませんよ。